日本からシドニーへ行くのに北京は乗り換え地に出来ない?!

ネットで検索すると、マイルのお得な貯め方は、色んな方が掲載しています。

ところが、「特典航空券のお得な予約の仕方」になると、極端に情報が少なくなります。

やっと見つけた「お得な予約の仕方」の情報をよく読んでみると、間違った情報である場合がとても多いです。

間違えて載せているということは、間違えやすい部分なのでしょう。

そんな間違いを訂正し、正しい考え方をお伝えします。

正しい考え方が出来るようになると、特典航空券がさらにお得に予約できるようになります。

間違いは誰でもするものです。

間違えた方を責めるつもりは全くありません。

間違えているブログ名等は、掲載いたしません。

マイル活用の基本的な知識

マイルを使って予約したチケットを特典航空券といいます。

ANAの特典航空券には、国内線特典航空券、国際線特典航空券、提携航空会社特典航空券 という3つの種類があります。

国内線特典航空券、国際線特典航空券は、ANA便のみの予約となります。

提携航空会社特典航空券は、ANA以外の提携航空会社の予約も出来る航空券です。

提携航空会社特典航空券のルールには、ANA便のみの国際線特典航空券では許されていない、国外での乗り換え(トランジット)や途中降機(ストップオーバー)を利用することが出来ます。

ANA便のみの国際線特典航空券でも、海外発の場合には、途中降機が1回可能ですが、日本在住の私たちは、あまり利用することがないので、今回は説明を省きます。

 

用語

「乗り換え」は原則24時間以内で、「途中降機」は、24時間を超える乗り換えです。

「途中降機」は、航空券の有効期間内であれば、何時間でも何日でも滞在出来ます(もちろん、ビザの有効期間とか、別の要件もありますが)ので、もうひとつの目的地として、利用できます。

 

日本からシドニーへ行くプラン

提携航空会社特典航空券で、日本からシドニーへ途中で乗り換えて行く旅行プランについての誤った説明のブログがありました。

1年前に見たブログで、最近探してみると見つけることが出来なかったので、思い出しながら書いているため、言い回しは違っているかもしれません。

 

北京ソウル上海

 

誤った説明

日本からシドニーへ行くときに、ソウル(黄線)、北京(青線)、上海(赤線)のうち、北京(青線)は、乗り換えができないというブログでした。

世界地図を見て北京(青線)は、明らかに遠回りだからダメで、ソウル(黄線)や上海(赤線)は、直線に近い寄り道だから大丈夫という表現だったと思います。

 

正解

乗り換え(トランジット)や途中降機(ストップオーバー)は、どこでも好きな場所を選べるわけではなく、いくつかの条件を満たさなくてはなりませんが、世界地図を見て判断するわけではありません。

先に正解を言うと、シドニーを目的地にした場合、北京(青線)と上海(赤線)は、乗り換え出来ますが、ソウル(黄線)では乗り換えが出来ません。

 

ゾーン(Zone)を確認

ANAの特典航空券では、北京とか上海、ソウル、というような地域、国、場所等で、乗り換えが出来るか、出来ないかを判断しません。

その地域、国、場所等が、どのゾーン(Zone)なのかで、判断します。

ゾーン区分

 

ソウルは、ゾーン(Zone)2で、北京と上海は、ゾーン(Zone)3です。

また、目的地のシドニーは、ゾーン(Zone)10です。

 

三角形

文字で読むより分かりやすいと思うので、三角形を使います。

乗り換え地三角形

 

青い三角形 辺A、辺B、辺Cのうち、辺Aが一番長い(必要マイル数が一番多い)ような「乗り換え地1」は、乗り換え出来ます。

赤い三角形 辺A、辺B´、辺C´のうち、辺Aが一番長いわけではないないので、乗り換え地2は、乗り換え出来ません。

出発地、目的地、乗り換え地1、乗り換え地2と表現していますが、地点を示しているのではなく、その地点を含むゾーン(Zone)のことです。

 

実際に三角形に当てはめてみましょう。

では、実際に目的地をシドニー、ゾーン(Zone)10とした場合、ソウル、ゾーン(Zone)2、北京と上海、ゾーン(Zone)3の関係を調べてみましょう。

 

オセアニアマイル表枠あり

 

マイル表(エコノミークラス)の横長赤枠と縦長青枠の交わった、右端の50,000マイルが、日本からシドニー、ゾーン(Zone)10へ行く場合に必要なマイル数です。三角形の辺Aです。

横列の赤枠を左から見ていくと、ゾーン(Zone)2(ソウル)は、18,000マイルで、ゾーン(Zone)3(上海、北京)は、23,000マイルと分かります。この2つは、三角形のBまたは、B´ にあたります。

三角形のC、C´にあたるところは、このマイル表の青枠縦列を見ることになります。

青枠を上から見ていくと、ゾーン(Zone)2は、55,000マイル、ゾーン(Zone)3は、49,000マイルだと分かります。

三角形の辺A 50,000マイルが一番多く(長く)ないといけないのですが、ゾーン(Zone)2が、55,000マイルなので、Aより多く(長く)なっています。

つまり、赤い三角形の状態になっているということです。

目的地をゾーン(Zone)10とした場合、ゾーン(Zone)2は、乗り換え地として選ぶことが出来ないということです。

 

東京 ✈ シドニー 北京 乗り換え

間違いのあったブログでは、乗り換え出来ないとなっていた「北京」を乗り換え地として、予約してみましょう。

 

北京シドニー枠

 

シドニーへ行く往路で、北京で乗り換える予約です。

Webで予約するときに、左下の「お支払い」が掲載されたこの画面が出れば、予約出来ます。

 

シドニー北京枠

 

シドニーへ行った帰り、復路で北京に乗り換えた予約です。

これも、この画面が出ていますので、予約可能です。

 

北京シドニー北京枠

 

シドニーへ行くのに、往路も復路も、北京で乗り換えた予約です。

これも大丈夫です。

ちなみに、この3つの予約画面のマイル数を見ると分かりますが、全部50,000マイルです。

乗り換えの知識があると、マイル数が変わらずに色んな行き方が選べることになります。

直行便が予約出来ない時に、乗り換えを使うことで、選択肢が増えることになりますので、マイルを上手に使うために、大事な知識です。

 

東京 ✈ シドニー ソウル 乗り換え

ちなみに、ソウルで乗り換える場合も予約してみました。

 

ソウルシドニー

 

このように、選んで入力し、検索をすると、一便ずつ全部空席を選べるのですが、最後の「次へ」ボタンを押すと

 

エラー

 

このようなエラー表示になってしまいます。

シドニーへ行くのに、ソウル経由は使えないことが分かります。

 

結論

世界地図を見て、乗り換え出来るか、出来ないかを判断するのではなく、三角形で説明した、「青い三角形」になるような「乗り換え地」を選べばいいということです。

「乗り換え地」に選ぶことが出来れば、そこで「途中降機(ストップオーバー)」することも、可能です。

途中降機(ストップオーバー)が出来るということは、その場所に24時間以上滞在出来ますので、もうひとつの目的地として活用することが可能です。

乗り換えを使えば、旅行プランが無限に広がることになります。

ここで説明している「マイル」は、すべて「ANAのマイル」のことです。

最後までお読みいただいてありがとうございます。